宮崎県副知事鎌原宜文率いる訪問団が訪台し、1年ぶりに桃園へ訪れた。鎌原宜史副知事は、昔なじみに会うような親しみがある。今年10月に宮崎と桃園が友好交流協定に調印して2年となるが、お互いに教育、スポーツ、文化の面で実質的な交流があり、双方共に観光交流を更に深め、PRを多くして相互の往来を促進するという思いがある、と語った。
桃園市副市長李憲明は、桃園と宮崎は2017年に友好交流協定を締結し、教育、文化、スポーツ、マスコットの交流を行ってきた。特に去年の桃園農業博覧会では、宮崎県の農産品の展示販売があり、台湾牛と宮崎牛の牛肉スープ対決も行われ、長い行列が出来るほど宮崎牛の名ははるばる台湾へも響いており、台湾人から深く愛された、と述べた。
鎌原宜文副知事は挨拶の冒頭で、桃園市長鄭文燦へ感謝の意を述べた。5月宮崎で発生した震度6の震災に対し、鄭市長はすぐに手紙で安否を問い、宮崎県民も心温まる思いであった。副知事は更に、宮崎県の高校生が8月に桃園寿山高校と交流する予定で、その時には桃園市政府にも表敬し、教育交流を通して若い世代にも双方の友好関係が芽生え始めていることを嬉しく思うとした。
李憲明は青少年、教育交流を起点として、双方の人々にお互いの都市について知る機会を得、それが更に旅行に繋がるよう推進するべきと述べる。桃園は外国人旅行客に対し、指定したホテルまで無料でスーツケースを直送するサービスを一押ししており、また乗車券や大渓、慈湖など著名な桃園観光地もPRしている。宮崎県民の桃園旅行は大歓迎だ。
桃園市政府秘書処処長顔子傑は、多様な文化と共通の価値観というソフト面の力で友好の架け橋をかけ、互いに文化、教育、スポーツ等各分野で実質的かつ緊密な相互交流があり、それが市民県民の交流の契機を開くであろうと述べた。
市政府出席者は桃園市副市長李憲明、観光旅行局局長楊勝評、秘書処主任秘書蘇盈瑜、教育局主任秘書賴銀奎、経済発展局專門委員楊叡昀、交通局簡任技正陳光凱。来賓は、宮崎県副知事鎌原宜文、商工観光労働部部長井手義哉、オールみやざき営業課課長高山智弘、観光推進課課長大衛正直、総合交通課課長大東收、オールみやざき営業課主幹黒木康公、副知事秘書森義和、総合交通課主査曳野悟、観光推進課主事山畑友里。